響く音は誰のもの



響く足音は1つだけ


それは家庭教師のものではなく
(だってお前はもういない)

それは有能な右腕のものではなく
(怒るかな…暴走しなければいいけど)

それは優しい左腕のものではなく
(最期まで笑っていてくれるよね)

それは眩しい先輩のものではなく
(リング戦の円陣…またやりたいな)

それは泣き虫な子供のものではなく
(きっとまた泣くんだろうな)

それは純粋な彼女のものではなく
(巻き込んじゃってごめん)

それは気紛れなあの人のものでもなければ
(後の事、お願いします)

それは狡猾なアイツものでもなかった
(もう一回位触れたかった、な)



それは平凡な大空の音
(それはもうすぐ消える音)



目の前の大きな扉を、開いた


***


「ゲーム…ですか?」

大きな扉の向こうにいた白い男はただ一言
“ゲームをしよう”と言った

「そ、簡単なゲーム
お互いの守護者が全滅した方が負け 簡単でしょ」

「アハハ、そのルールだと俺たちの方が不利じゃないですか
もうすぐ1人消えちゃうんですし」

「喰えないなぁ、綱吉クンは
 代わりの駒は昔の君、でしょ?」

「嫌だって言っても無駄ですよね」

「うん、そうだろうね」

「じゃあ、返事はNOです」

「君も十分ひねくれてるね」

「そうじゃなきゃやっていけませんから
 言っておきますけど、強いですよ俺たち
 …色々な意味で」

「楽しみにしてるよ、どれだけ足掻いてくれるか
 それじゃあ」


「「GAME START」」


俺に向けられた銃口が1つパァンと綺麗な音をたてた





アニメで普通に百蘭にボス殺されちゃってたので記念←
きっと最後まで仲間のことを思っていたんだろうなぁ

殺されるのも全て分かっていて それでも百蘭のところにいって過去の自分に全てを託す

自分はツナは生きていると信じてる人なので
撃たれた銃弾は特殊弾ってことで←

6/1